当番世話人挨拶
第18回日本乳癌学会中部地方会
当番世話人 西村 誠一郎
(静岡県立静岡がんセンター乳腺外科)
日本乳癌学会中部地区の会員ならびに関係者の皆様には、益々ご発展のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、第18回日本乳癌学会中部地方会を開催するにあたり、ご挨拶申し上げます。2021年9月4日(土)~5日(日)、静岡県沼津市、JR沼津駅北口に近接しておりますプラザヴェルデで、第18回日本乳癌学会中部地方会を開催させていただきます。沼津市は静岡県東部、雄大な富士山の麓にあり、古くから漁港の町で、駿河湾の豊かな恵みを受け、有名な金目鯛、高足蟹をはじめとして、海の幸が豊富です。新型コロナウイルス感染症が収まり、是非とも、皆様を現地にお迎えして、開催できることを願っておりますが、感染状況によっては、Web配信による開催形式も考えていかなければならないと考えております。
学会テーマは、~繋げる、拡げる、支え合う~「地方における乳癌診療」といたしました。都市部と地方との医療格差が叫ばれる中、標準的な医療を片田舎でも実践できるように、皆様と考えていければいいと思っています。私ども静岡がんセンターがあります静岡県東部は、相対的医療過疎地であり、医療従事者の減少、高齢化が目立ち、その中で医療に携わっているものとして、人手不足であっても、仲間と手を取り合って、地方でも平等な医療を提供したいという思いで日々診療に従事しています。従来通りの最新の学術的な話題も盛り込みつつ、各地域で平等な医療を実践できる一助となるような内容で学会を開催したいと考えています。
本地方会に多くの会員の皆様に参加していただき、実りある知識が得られるよう鋭意準備してまいります。乳癌診療に携わられている全ての関係者の皆様の参加をお待ちしております。