ご挨拶
この度、2021年5月14日(金)から15日(土)の2日間、三島市民文化会館「ゆうゆうホール」にて第75回手術手技研究会を開催いたします。本研究会は、昭和48年12月に大阪大学の陣内傳之助教授が開催されて以来、今回で48年目を迎える歴史と伝統のある研究会であります。第75回という節目の会を担当させて頂く事を大変光栄に存じております。
わが国の外科医は高い技術を世界に誇っておりますが、まさにそういった高い技術の源となった研究や手技の発表・討論の場として貢献してきた研究会であります。最近ではロボット手術やAIの導入など最新の話題にも対応し、若手の先生からエキスパートの先生まで広く参加し議論を交わしております。
今回の研究会のテーマは“伝統と革新”とし、これまでのわが国の高い外科医療レベルを支えてきて後進にも是非伝承すべき手術手技と、今後の外科医療を変えて行くような斬新な手法に関して討論したいと考えております。
三島市は三嶋大社の門前町として形成され、江戸時代には東海道の11番目の宿場町として栄えました。農兵節に歌われている三島女郎衆の面影は既にありませんが、富士山の湧水である源兵衛川が市内を流れ大変綺麗な街です。また、箱根の麓で、伊豆の入り口にあたる事から、周りには沢山の温泉があります。是非、自然に恵まれた当地を訪れて頂き、75回の歴史を築いた先人の教えに学ぶと共に、これから第100回を目指した未来の外科治療に夢を描いて頂ければと思います。
第75回手術手技研究会 当番世話人
寺島 雅典
(静岡県立静岡がんセンター副院長)
寺島 雅典
(静岡県立静岡がんセンター副院長)